競売土地の販売を巡る巨額詐欺事件で、県警生活経済課などは10月31日、栃木県内の代金未払いの競売土地を販売し約4000万円をだまし取ったとして、神奈川県鎌倉市梶原4、不動産業経営、岩井清高被告(65)=詐欺罪で公判中=を詐欺容疑で再逮捕した。容疑を認めている。被害は5県41人、被害総額は1億3900万円に上る。
調べでは、岩井容疑者は神奈川県藤沢市、会社員、藤原博治被告(55)=詐欺罪で公判中=ら男5人と共謀。05年3月、宇都宮地裁が公告した栃木県那須塩原市の競売土地(約1万6000平方メートル)を約1000万円で落札。代金未払いで宇都宮地裁から売却許可を取り消されたにもかかわらず「競売物件を手に入れている。格安で販売する」とうそを言い、同県在住の26〜75歳の男女16人と土地売買契約を結び、代金3955万円をだまし取った疑い。
一方、千葉地検は同日、埼玉県寄居町内の代金未払いの競売土地を販売し約5000万円をだまし取ったとして、岩井被告ら5人を詐欺罪で追起訴した。【神澤龍二】